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徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

「港区女子」というフリーランス水商売

先日、人類の三大貨幣がマネー・言葉・女で、女はその3つを自在に使ってマネタイズできる唯一の動物であることを書いた。

人類の三大貨幣 - 徒手空拳日記

女に絡め取られる男を描かせたら、松本清張の右に出るものはない。例えば、『坂道の家』などは、吝嗇で冴えない中年男がふとしたことから蟻地獄に堕ちる話である。

黒い画集〈第1〉遭難,坂道の家 (1959年)

男客の吐く、やさしい粘り強い言葉の誘いを、彼女は疲れながら泳ぎ渡っている。商売だから、客に腹を立てさせてはいけないのだ。男の体面といううぬぼれを傷つけることなく、柔軟に身をすり抜けている。杉田りえ子は、純真な女に違いない、と吉太郎は考えた。(松本清張『坂道の家』)

ソーシャル・ネットワーク社会になって、昔であればクラブやキャバレーにしか生息していなかった水商売の女が、いまではいわば「フリーランスの水商売女」というべき面妖な新種に化けて、ウヨウヨと巷を泳いでいる。

そのひとつが「港区女子」。

彼女らは無名のモデルやタレントであったりする。一般的な水商売女と比べて高スペック、容姿端麗であり、彼女らは高級クラブやキャバレーなどに帰属することなく、ソーシャル・ネットワークを駆使するフリーランスの水商売稼業を営んでいる。その生態については東カレのYouTubeをご参照ください。

港区女子に呼び出された港区おじさんの秘儀!「華麗なる着席前支払い」とは? - YouTube

「港区女子」を養っているのは「港区おじさん」と呼ばれる外資系金融機関などで高給を得るアッパーな会社員や、実業家のおじさんである。

平たく言えば、港区女子とは港区おじさんに囲われている現代の愛人である。港区女子は男を金銭一本で測り、むしゃぶりつくすコールガール。

己っちと真逆のライフスタイルで笑える。これは、まったく羨ましくない。酒飲まないといけないし、カラオケもしないといけない。辛すぎる。

金はもちろん、時間を食うのが致命的にダメ。港区女子との会話がニーチェや車谷長吉より面白いとは到底思えないから、こちらはノンアルコールで接するのでかなりストレスがかかるだろう。

消費による幸福ってもはやこんなものなのだろうか。現代の男の成功というものがこんなことなら、丸で夢がない。