kindle, 手ぶら, iPhone, 禁酒,ウォーキング,禁煙,断酒,ダイエット

徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

冷戦期の嫌な気分

80〜90年代の雑誌やテレビ番組、JPOPの歌詞などいまになって触れると、当時は気づかなかった朱子学カルト命令情報に今更ながら戦慄することもしきりで、情報とは結局のところ、命令なのだという真理を再確認するだけなのだ。

「ネアカの元気印」でいなければ、学校や会社ではすぐに浮いてしまう妙な空気、「ちょっぴりエッチで、異性のことだけずっと考えて、政治や社会のことを話題にするとイジメ対象という空気、長幼の序を最優先し、先輩・後輩の序列や同調を、何よりも重んじる道徳、それらの全てに、アルコールという税源麻薬がデフォルトで組み込まれている。

手を替え品を替え、これらの情報が命令形ではない巧みな文法で、ひたすらマスメディアや学校、会社から発信されていた訳で、一元的価値基準しか選べなかった時代は、いま思えば完全にファシズム。

冷戦後期の日本は、一見ノンポリでありながら、実のところは極めて政治思想的(それはつまり朱子学カルト的という意味だが)統制が敷かれていた。学校や会社の息苦しさは半端なかった。学校や会社が個人の意気や、性欲や、忠誠心を完全に支配していた。

学校は男女の恋愛と直結していたし、会社は結婚と直結していた。学校でも会社でも、セックスと朱子学カルトという誘因が、拝金主義の仲立ちで不可分に結びついていた。

冷戦終結とインターネットの出現によって、既に市場化された殆どの領域で、この息苦しい誘因システムは無効化したけれど、逆にまだ市場化されていない国民国家に肉薄する限られた社会組織では、未だに性器むき出しの男女が闊歩しており、同調で日本一を競うような因習も根強く残存している。

殲滅は時間の問題ではあるが、何とも面妖である。