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徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

冷戦期の恐ろしさについて

人類の歴史は麻薬の歴史だが、大量の人間が麻薬に溺れて社会問題となるのはこの2〜300年間の事態であって、新しい問題である。

例えばアルコールも、化学の発達で精製や大量生産ができるようになるまでは、醸造の量が限られた為に、用途が富裕層や儀礼用に限定されていたので、社会的規模で中毒者が蔓延することはなかった。

「アルコール中毒」とは、蒸留技術の高まりによって、純度の高いアルコールをある程度量産できるようになった19世紀に生み出された現象、言葉である。

つまり、アルコールもまた自動車や家電製品と同じように、大量生産と大量消費によって、一般の人々の生活にはじめて浸透しているのである。

更に言えば、アルコールの大量生産とはそのまま税金を作り出すことであり、アルコール精製とは国家の錬金と等しい。

大量供給の為に絶対に必要なのが、大量の需要である。

お酒を飲むことによって恰も自己実現ができるとか、社会的に承認されるとか、自尊心が満たされるといった価値観の強引なラダリング(意味の梯子をかけること)が周到に行われた。

質は低いのに量だけは多い団塊世代がゴクゴク飲んだ某ビールなどは、「ビールを飲むと社会的に成功する」というかなり荒唐無稽な梯子を設定し、「これでもかッ」いうくらい広告宣伝費をかけて、「飲めば隣のライバルに打ち勝つことのできるビール」という虚構を作り上げた。

嘘も百万遍唱えれば誠となる。

今となっては当時のそのような策略は笑止千万であるが、あの頃はアルコールの薬害も全く考慮されず、脳天気で出鱈目な牽強付会が大量にマスメディアから発信されていた。

冷戦期とは本当に恐ろしい時代である。

この映像は冷戦期の恐ろしさを象徴している。 

とんねるず 「一気」お披露目 【19841208】 - YouTube