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徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

恐怖の地下ガス室

自民案 都内8割で喫煙可能に | 2017/5/26(金) 17:03 - Yahoo!ニュース

ぞっとする場所。首都高の高架地下に100席以上の規模であるデカ箱居酒屋。

昼間、営業していないその店に近づくだけで猛烈に煙草臭い。「旨さの粋」「食のこだわり」「安全へのこだわり」チェーン店の惹句も、負のオーラで掻き消される。

敗戦直前に帝都繁華街に設けられた「国民酒場」って、こんな感じだったのでは。

ここは、日本の第二の敗戦の現代国民酒場だ。

この種の店に嬉々として来る社会人とは、考える力を奪われた、組織とニコチン、アルコールの下僕。クール・ビズだからってジャケットも羽織らず、西洋人の下着であるワイシャツの上に、汗臭い巨大リュックを背負うホワイトカラー。

政治屋、官僚、政商、豪商のカモたちが、夜な夜な集まって来る「情弱ホイホイ」。

健全な思考力のある人間は、決して近づかない地下ガス室で、ゆっくりと自ずから死んでいく。

この巨大な地下ガス室も「プレミアム・フライデー」には、15:00に店を開けるみたい。

東京都中央区の居酒屋も午後3時からディナーを開始したが、1時間近くたっても客はゼロ。これまでの3回も同様だといい、30代の男性店長は「来月はやめちゃおうか、と考えている」と話した。

プレミアムフライデー満喫、1割以下 店に客なしの現実:朝日新聞デジタル

 「働かない」を「酒を飲む」に直結させる精神的貧困を無自覚に自ら記事にする朝日新聞。ミイラによるミイラ取り。

ナチスのガス室では「ツィクロンB」というシアン化合物の猛毒が噴霧されたが、21世紀日本の巨大地下居酒屋ガス室では、緩慢な毒(ニコチン、タール、アルコール)が自発的に服用される。

どちらの殺人がより恐ろしいのか、犠牲者の規模を比べるとわからなくなる。

西洋人の下着姿に汗臭い背嚢という珍奇な不恰好で、課税対象である万年毒を浴び、酔ってお歯黒の如きヤニ歯をむき出しにする者たちは、果たして幸せなのだろうか。