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徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

同期という病

古代ギリシアには時間に関する二つの概念があった。

ひとつは「クロノス」、計量可能な物理的時間である。Googleカレンダーで予定を立てたり、行動したりするのは「クロノス」に基づく。

己っちに言わせれば、「クロノス」は組織やヒエラルキーにとっての時間。

もひとつの時間概念は、「カイロス」。

これは「クロノス」の一様な流れを断つ瞬間時としての質的時間、いわば「時機」である。

少し前に流行った「いつやるの?」「いまでしょ」の「いまでしょ」が「カイロス」。

己っちに言わせれば、「カイロス」は個人や分散型ネットワークのための時間。

大切な日々のルーティンを噛み締めたり、決断を独りまたは仲間だけで実行したりする時間。

国民国家の亡霊どもが、いつまでたっても「クロノス」で何かを管理したがるのは困ったものだ。奴らには「クロノス」というガキの時間感覚しかない。

今日は3回目の「プレミアム・フライデー」だが、こんなもんに同期して生きるのは恥だと心底思う。

ゴールデン・ウィークとは、祝日の固め打ちだが、日本は祝日多過ぎ。

国家一斉停止は、生産性を大きく下げる要因だ。休みなんて非同期で取れよ。

祝祭日数世界1位!日本人は休みすぎ!? | ニコニコニュース - Linkis.com

実は日本の祝祭日の日数は、諸外国と比べて群を抜いて多いのだ。バカンス大国と呼び声の高いフランスが年間9日、米国が10日だが、日本は欧米勢より1週間以上長い17日。同じアジア勢の香港が13日、シンガポールが11日と続く。

祝日にしても、プレ金にしても、先日総務省が言い出した愚かな「7月24日はテレワークの日」にしても、クールビズにしても、国民国家の音頭で政財官学みんながいっせいに「同期」するのは、はっきり言って、病である。

「クロノス」しか体内に時計のない人間は、政財官学に完全制御されてしまう。

プレ金で酒を飲み、ハロウィンで仮装し、節分には恵方巻きを食う。

更に言えば日本人にとっては、「クロノス」とアルコールが密接に結びついている。

端的には「日本全国酒飲み音頭」。日本人って冗談ではなく、こんなやつばっか。政財官全て「クロノス×アルコール」の乱痴気同期騒ぎが推奨される。

己っちの言うところの、これこそまさに朱子学カルト。

日本全国酒飲み音頭【ニコ動コメント付き】 - YouTube

己っちは「クロノス」を重視しない。

「己っち」は「いま」「ここで」「何をすべきか?」を常に自問自答する「カイロス」の人間でありたい。

個人の質的な時機を、大切に生きるのだ。

生は今この瞬間にある。今この瞬間をないがしろにする人は、日々を十分に生きることができない。(ティク・ナット・ハン ; 禅僧)

「カイロス」という、今を生きる喜びを大切にすることこそ、アルコールから自由になれるコツなのではないか。

なぜならアルコールとは、権力者や豪商が、被支配者をして組織やヒエラルキーと同期させるために与える半殺しの麻薬であるからだ。