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徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

酒場嫌いの理由

本屋に行くと、大衆酒場ばかり取り上げた本やムックがかなり売られているし、テレビでも、酒場放浪の番組は盛んだ。

己っちは大衆酒場が好きではない。

本来この種の個人経営の店は、アルコールというドラッグを打ちに来る場所なので、本質的に後ろ暗い負のオーラがある。

きちがい水を渇望する側はもはや人としての優先順位がおかしくなっている人間ばかりであるし、酒を売る方も、酒に溺れた人間に黙って大量に飲ませ、金払いが悪くなったり、酔って醜悪な態度を示せば、即刻店の外に追い払うわけで、アル中なり始めから害悪が及ばない段階までにかぎり、酒の麻薬性など百も承知で売り捌く麻薬商人なのである。

酒のつまみも、獣肉の内臓を切り刻んで煮たり焼いたりしたもので、己っちからするとおぞましい。アルコールが人生のど真ん中にある人々は、殆ど例外なく喫煙者で、酒を飲みながら煙草を吸いまくるし、店も店でアルコール依存者と共依存であるから、2020年に向けて飲食店を禁煙にしようなどと国が言えば、大反対の声を上げる。

灰皿も飲食の皿も、同じシンクで一緒くたに洗ってしまう店も多いし、零細な飲食店は資金もないから、仕入れた余り物までなんとかランチで売り捌こうとしたり、客の胃にお通し代として消えるまで金に替えようと躍起になる。

大概のお店は高額の家賃を支払う貧しい店子で、なんだかんだ言っても、客は彼らの賃料の肩代わりをしているのだ。

こうして書き出すだけでも丸で良いことがひとつもない飲食店が、大手資本に淘汰されながら少しずつなくなっていくのは仕方のないことだ。逆に、この種の麻薬中毒者と麻薬売人との爛れた関係性が、2017年のいままで続いていることの方が驚きである。

酒場巡礼、酒場放浪なぞ嬉々として持ち上げているセグメントは、実は単なる外野の観光客で、麻薬取引の荒んだ時空を気まぐれに訪れるタチの悪い人種である。

ドラッグ売買の薄暗さ、荒みを軽々に持ち上げたり、風流ぶる昨今の気分は実に嫌なものである。