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徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

虚構と現実

己っちは、貧しい生活の惨めさを恨むようになって、高3の夏から狂ったように猛勉強して半年後に大学に入った。あの頃はまだ、いい大学に入ることが最も確実な道だったのだ。それ以外の道を勇み進んでいま現実の果実を掴んでいる同年代の人には、丸で敵わない。

己っちはまあまあの大学に入り、そこで図に乗ってしまい、愚かな虚構の世界にズボッと潜り込んでしまった。

大学時代を無為に過ごして、そのまま社会人になってより一層、邪な虚構世界から抜け出せず、陸軍の如き朱子学カルトが幅を効かせる会社で丸7年、社会人をやった。

己っちの朱子学カルト組織人人生はそこで終わり、次の会社では朱子学カルトを捨て去り、贋会社員として生きることにした。

組織に属することは、日本の個人にとって大きな保証があるけれど、組織は土台愚かなものであって、染まってはいけない、そう悟ったのだ。贋会社員であれ、そう思ってここまで来た。

でも本当の意味で洗脳から解けたのは、アルコールを完全にやめてからだと思う。

脳から薬物が完全に抜けたことによってようやく、社会人や会社員という狂った、腐った存在を完全に見限ることができるようになった。

過ちに引き摺られ、傾いたまま生きることにおさらばし、朱子学カルトと完全に絶交できるようになったのだ。

そう考えてみると、現実を獲得するためには何と言っても身体性を得ることが不可欠なんだと思い至る。

会社の愚痴を酒の肴に、独りだろうと複数だろうと酒を飲んでいるうちは、まだ朱子学カルトの虚構にいたいんだ、ということだ。

会社員やってる人が、もし虚構から現実へと踏み出したいのなら、アルコールを完全にやめる以外にないと思う。

それが出来てしまえば、世界は一気に己のものとなり、虚構が消え去り現実となる。虚構と現実を区分ける泥の河を渡ることができたことを、己っちは誇りに思う。