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徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

日本人は、モバイル・ファースト音痴

手ぶら生活とは要するにモバイル・ファースト。

昔はモバイルでできなかったことが、次々とiPhoneでできるようになった結果、大きな鞄を持ち歩く必要がなくなった。新聞紙も雑誌も文庫本も手帳もノートも携帯電話も要らない。パソコンを持ち歩くワークスタイルは20世紀のものである。短い出張ならばiPhoneだけで事足りる。プレゼンだってiPhoneでできてしまうし、長い文章だって、Siriで入力できてしまう。

モバイル・ファーストを前提に、暮らし方や働き方を変えていくことが求められている。

モバイル端末があるのに、ローンを組んで持ち家を買う必要などあるだろうか。

iPhoneでいつでも映像コンテンツにアクセスできるのであれば、もうテレビを観るためのリビングも要らないかもしれない。インターネットのクリーニング・サービスや宅配サービスをうまく使いながら、中長期滞在型ホテルを渡り歩く暮らしも夢ではない。

毎朝出勤する必要などもはやない。モバイル・ファーストなワークスタイルへの変化は技術的な問題よりも、日本の場合は、朱子学カルトによる精神的問題である。台風や大雪でも、這って会社に出ることが「偉い」という風土を変えなければ、いつまで経っても従業員はオフィスに拘束され続ける。

日本の会社員に特に顕著な間違いが、「とにかく会って話すこと」が何よりも正義である価値観だ。議題すら開示せず他人の時間を押さえにかかる会社員はいまだに多い。

「とにかく合うのが一番」を抜けないと生産性は高まらない。いきなり電話をかけて勝手な用件を済ませようとしたり、飛び込みで売り込みをかけたりすることが、「フットーワークのよさ」だと勘違いしている会社員は、失業するしかない。

「対面してナンボ」という価値観の先には、酒を飲んで同じ釜の飯を食いながら本音を語り合うことが何より、という会食至上主義が厳然と存在している。

日本人は、根本的にモバイル・ファーストということがわかっていない。農耕民族よりも狩猟民族が情報優位にあることは古今東西変わっていない。