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徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

収奪ヒエラルキーの外へ

時間とは鋳造されない自由、万人に等しく与えられる唯一のリソース。

時間を食う虫は本質的には、組織である。

封建時代はトップから武士までの綺麗なヒエラルキーであったが、庶民は税負担はあるものの、比較的リッチな時間を持っていた。

しかし近現代になって、国民国家や政商、豪商が躍起になって市民という階級を作り、ヒエラルキー下部に組み込んで収奪し、飽くなき富の蓄積をグローバルに推し進めた。

ロボット替わりに人間がこき使われていたのが国民国家の正体なのだ。庶民を洗脳し愛国ロボットに仕立て、総力戦に駆り出してまで富を求め、戦争が禁じられれば法外な時間を収奪して働かせ、強兵なき富国を突き進む。「24時間働けますか?」は愛国を愛社にすり替えた洗脳に過ぎない。

収奪されている人々に、己が自由の身だと信じ込ませ、惜しみなく奪う。

敗戦後の日本は、明治由来の開発独裁収奪システムが冷戦によって維持され、極めて有効に機能したが、そのシステムをぶっ壊したのが、インターネットと津波である。SNSによって、国民国家の洗脳が解け始めている。エロ(消費の多くは本質的にセックスを促す)やテレビやアルコールといったガス抜き・プロパガンダが機能しなくなった。

福一の炉心融解は、広島・長崎に次ぐGE製第三原爆の投下である。冷戦期とその崩壊過程もまた、収奪の現在進行形であることに人々は気づき始めている。

収奪対象を、人間からロボットに代替する動きは、収奪ヒエラルキーの外へ出る追い風である。

仕事に心を込めず、社会人に目をかけず、組織に腹で背いて、自由な時間と言葉を取り戻すのだ。