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徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

人間の酒離れ

己っちが会社員になった頃は、オフィスでも飛行機内でも煙草が吸えた。常識は変わる。未だ歩行喫煙している阿保は万死に値する。

酒も早晩規制される。多くの一神教が酒を禁じているには理由がある。「若者の酒離れ」など視野が狭い。「人間の酒離れ」である。

戦時下には皆が覚醒剤を服用していた訳で、酒も30年したら規制されておかしくない。酒離れの本質を考える。

時間価値の高まり

貨幣価値が減じて時間価値が高まりつつある。24時間は万人に等しく、酒は有害な割に多くの時間を奪う。

酒による時間のコストはふたつ。ひとつは同期コスト。酒席はテレビ会議のようには行かず「同時空」が必要で、ひとつの時空に集うロスが大きい。

ふたつめは酔いに費消される時間ロス。酔って二次会という誤ちも起きる。飲み過ぎれば体調不良となり、更に時間を奪う。

インターネットの浸透

正確な害悪が特に若い層でネットを通じて知られるようになった。権力者や豪商による「酒賛美」の洗脳が解けた。

SNSが飲み会の動機自体を減らしている。SNSで常にゆるく繋がっているので、同期的コンパやカラオケが重要ではなくなった。

組織による環境管理権力の衰退

ネットの浸透と近いが、組織の無効化が急速に進み、分散型のネットワークが重要になった。組織と個人の力学も変わり、飲み会に行かないと干される締め付けも弱まった。

組織的儀礼の形骸化は酒を不要にする。「公式行事」などという半強制的な酒席を強要すること自体、「ポリコレ」に反する。

人類は最もハードなドラッグ(酒)から覚めつつある。己っちは、その潮流を先に泳いでいるだけだ。