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徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

今年、雑誌を一冊も買ってない

雑誌の売り上げが書籍のそれを下回った。書籍の売り上げが雑誌の売り上げを抜く、41年ぶり - エキサイトニュース

そりゃそうだ。売れなくなるにつれ表紙から土台、美しさがなくなって、目立つためのえげつない原色ばかりの図柄になった。

SNSが出現する前まで、出版社の編集は、時代のトレンドセッター、いけすかない奴らばかりだった。己っちも仕事柄奴らと関わらざるを得なかったけれど、出来るだけ間遠にしておきたい奴らなのだった。彼らの凋落を、手放しで喜んでいる己っちが、ここにいる。

雑誌衰退の真因は、アパレルや化粧品といった流行が死活問題の広告主の多くが、雑誌に広告を打たなくなったことが大きい。彼らは、雑誌広告から急激にインターネットにシフトした。

いまアップルのリテール部門トップは、英国のバーバリーを復活させたアンジェラ・アーレンツという女性が担っている。 Apple StoreからStoreを削り、店舗とプロダクツを共にAppleと呼ぶようにしたのも、おそらく彼女の仕業だろう。土台、もうリアル店舗なんぞなくていい。中国の小米はもうリアル店舗もあまりない。

アーレンツがバーバリーで成し遂げたことは、20世紀的な雑誌やポスターを基調とした紙ベースのブランド体験デザインから、SNSや店舗を主軸とするリアルな体験デザインに勇敢に舵を切ったことだ。この成功を見たファッション業界が雪崩を打って雑誌を見放したのである。

貧すれば鈍する、である。ブルータスですらもはや文化人面出来なくなってきている。DeNAなどのキュレーション・サイト叩きの背景には、雑誌文化で飯を食ってきた奴らなりのラッダイト運動的な遠因があると己っちは見ている。しかしそんなおちょこのなかの争いはやがて大きな渦に飲み込まれてしまうだろう。

己っちが読む雑誌は大学に置いてある誰も読まない文芸誌くらいちなっちまった。