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徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

ビジネス書から遠く離れて

湯治二日目。掛け流しの 温泉に浸かり、部屋で寝転がって本を読む。

読書とは本質的に効率が悪い行為だ。文字を追うのはかったるいし、疲れる。人類最良のインプット方法は結句、一対一の対面対話だ。読書がそれよりも優れているのは唯一、時間を越える点だけである。所謂「巨人の肩の上に乗る」というやつである。

己っちは偏狭なので(笑)本を選ぶ時にも偏屈である。新刊書は出版社名で足切り。書店で手にすら取らない出版社名は敢えて書かないが3社くらいあって、タイトルに興味を持っても出版社名でスルーする。

携行物を削ぎ落として自由に歩くのと、読まない書を明確に決めて、読書を自由で清々したものにするのは、本質的には同じである。

「ビジネス書」というカテゴリーを殆ど読まない。日本人の書くビジネス書の多くは、朱子学カルトのイデオロギーに染まっていて、空気に同調することや、年長者の走狗となることを肯定する内容ばかりだからだ。所謂「キャリア・ポルノ」と呼ばれるもので、殆どの内容は要するに、朱子学のトンデモ超訳でしかない。

己っちが読みたいものは、詰まるところ、個人の自由に繋がる書物、即ち、リベラルアーツに属するものとなる。

肥った人が数ヶ月で細マッチョになる為に、わざわざ大枚を叩いて戦中の日本陸軍の末端兵隊の暮らしを強制するダイエット・サービスを買うバカバカしさと、ビジネス書に心を奪われ、下らぬ言説を取り入れるのに時間を使うことは、どこか似ている。