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徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

ハンカチを持たない

丸谷才一のエセーから。

うろ覚えで言ふのだが、トム・ソーヤのポケットはたしか、オハジキと、青いガラスびんのかけらと、糸巻でつくった大砲と、カンシャク玉と、子犬の首環(ただし子犬はゐない)がはいつてゐた。これこそは男のポケットの原型である。倹約なわれわれは、ハンドバッグなどといふ値の張るものは持たず、上衣とズボン、さらにはレインコートのポケットに、小道具一式を入れて、街を、野を歩きまはるのだ。鍵、財布、名刺、万年筆、今年と去年の手帳、ハンカチ、小銭、先週はいつたパチンコ屋のパチンコの玉一つ、ゴルフのティー、煙草、半年前の映画館の半券、喫茶店やバーのマッチなどは、青いガラスびんのかけらやカンシャク玉の成長した形にほかならない。しかし、男のポケットにはまだほかに、冗談や雑学や世間話もはいつている。

鞄など持たず、端から見れば取るに足らないものをポケットに入れている男でありたい。

ステイタスなどどうでもよい。この人なんなんだ? とスルーされないで引っかかる人がいい。

欧米ではハンカチを持ち歩くのが紳士のエチケットかもしれないが、「欧米ではの神」はどうでもいい。汗を拭くなら使い捨ての汗拭きシートのほうがはるかに気持ちよく清潔で合理的だ。

他人からハンカチを借りるのなんて、綺麗かどうかもわからないのに断れないので嫌だ。

ポケットティッシュをまるごと相手に渡す方がずっと親切だしスマートだと思う。

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